晴風万里

カテゴリ:ファッション( 83 )




21世紀のファッション・トレンド その13



ふぁっちょん幻論第93回&広告戯評第21回&バガテル-そんな私のここだけの話op.196

2014年6月下旬にミラノ、パリで開催された2015年春夏メンズコレクションは軽さと快適さの追求。ボッテガ・ヴェネタ、トッズ、カルヴェン、ルイ・ヴィトンなどシンプルな色柄と薄く機能性のある素材やゆとりのあるシルエットが特徴。コムデ・ギャルソンは「反戦」をテーマに、アヴァンギャルドなコレクションを静かに展開。

15年春夏ミラノ・コレ=伝統の技と素材受け継ぐ。新味より着やすさ。日常着をエレガントに。プラダ、グッチ、アルマーニなど。

15年春夏パリ・オートクチュール=ディオール、シャネル、ヴァレンティノなどテロ・厳戒態勢の中であふれる花と愛。

15年春夏パリコレ=平和への願い優美に。時代の不安色濃く暗示。主流は70年代のフラワーチルドレン調をモダンに仕立てたスタイル。女性の権利拡大のネッセージも。コムデのメンズは「反戦」がテーマ。英ジョナサン・アンダーソンがロエベのデザイナーに、ソノア・リキエルは仏の新人ジュリー・ドウ・リブラン、3年前ディオールを解雇されたジョン・ガリアーノがマルタン・マルジェラに。

15年春夏東コレ=見せる服より着られる服を。原点に光、普段着が主流。メッセイジ性なくリアル・クロージング。

15年秋冬NYコレ¬=脱癒し、まとう力強さ。変革を求め、自らを奮い立たせるような力強さ。オスカー・デ?ラ・レンタ死去して元ニナ・リッチのピーター・コッピング初のショー。マーク・ジェイコブスの反リラックス変化。

15年秋冬パリコレ=ルイ・ヴィトン、セリーヌ、ディオールなど「花と愛と自由」の1970年代調を引き継ぎながらも未来へ導く強さと官能。暗さに向き合うコムデギャルソン。

15年秋冬東コレ=タケオ・キクチ、ユキ・トリイ、ケイタ・マルヤマなどヴェテラン、中堅が個性豊かに盛り上げる。

(以上は朝日新聞文化欄からの抜粋です)

 その他英国のバーバリーが三陽商会との契約を終了させ、今年7月以降はバ社の直営店のみで販売されることになったが、これはラグジュアリー路線を貫徹しようとする本国が、三陽独自のボルームゾーン版の普及を切捨て、さらなるイメージアップを図ろうとするもの。

 かつて高島屋がピエール・カルダンで行ったように日本では欧米の高級ブランドを大衆化して拡販する商法が得意中の得意で、このような極東ローカルの俗流大衆路線を粛清して純潔を死守しようとしたのだろう。

 ニッポン人なんか信用しないぞ! 今年3月に出されたバーバリーのイメージ広告はそんな決意を暗に秘めているように感じられる。


  隙あらば高級ブランドのスリッパを叩き売るそれがニッポン人ぞなもし 蝶人
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by amadeusjapan | 2015-04-21 11:22 | ファッション

ラグジュアリー・ブランド「ドルチェ&ガッバーナ」の新聞広告をみて

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広告戯評第19回 &ふぁっちょん幻論第93回

 自称右翼の国家主義者にして我らが帝国の偉大なる領袖の世界に冠たる経済政策安倍蚤糞の大戦果の御蔭はどうかは知らないが、最近大手の商業新聞に海外有名ふぁっちょんブランドの広告が散見されるようになったのはまことに慶賀に堪えない。

 ひとつはご存知イタリアのラグジュアリー・ブランド「ドルチェ&ガッバーナ」の広告であるが、でっぷりと太った田舎の村のおばあさんが出演していて好感が持てる。

 しばらく前に服飾の宣伝広告に超スリムな若いモデルばかり出すのはいかがなものか、という議論や提案があったが、言うは易く行うは難しで、こういう普通はお洒落の対極にあると考えられている生活臭120%のダサイ老婆をあえて突きだすというのはかなり勇気がある経営方針だと思う。

 が、なに按ずるより産むは易し、で実際に白昼公前と登場すると通常のふぁっちょん広告よりも異彩を放ち、知名率のみならず好意高感度も勝っているように感じられるのは私だけだろうか。

 ところが外電によるとそんな「ドルチェ&ガッバーナ」の2人が、ゲイのカップルが養子を迎えることに反対していることを知ったエルトン・ジョン選手が「ドルガバなんてもう着ない」と怒り狂っているそうだ。

 1年間におよそ6億ユーロの収益を上げる人気ブランドを維持してゆくのもなかなか大変だろうな。


   トレンドを作り作られまた作るドルガバぐあんばれイタリア野郎 蝶人
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by amadeusjapan | 2015-04-01 10:54 | ファッション

文化学園服飾博物館で「世界のビーズ展」をみる



ふぁっちょん幻論& 茫洋物見遊山記第154回


この展覧会を一覧すると、ビーズが身近な装飾材料として昔から世界各地のおよそ40カ国で愛用されてきたことがよくわかる。

 交易品として珍重されたガラスビーズ「とんぼ玉」、欧州の華やかなビーズ刺繍のドレスなども興味深いが、狼の歯の首輪や本邦の勾玉、アジア、アフリカの伝統的な衣服や装身具などをじっと眺めていると、これらの珠玉のひとつひとつに大衆のさまざまな祈りや呪力が籠められてきたことは間違いないだろう。

 その祈りや呪力は現在もなおミサンガ、腕輪、首飾り、鉢巻き、イアリング、テープ、護身具等々の姿形で、私たちの身体と命と暮らしをつなぎとめているのである。

 なお当展は来る9月13日まで同館にて開催中。日曜祭日はお休みです。


なにゆえにメキシコ見物の首相を映し出すもっと大事なニュースが他にあるだろ 蝶人
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by amadeusjapan | 2014-07-30 10:33 | ファッション

2001年~2014年のファッション・トレンドを振り返る その11



ふぁっちょん幻論 第91回


13年春夏パリ・メンズコレ=「前へ」希望のイメージ。ランバン、トム・ブラウンなど軽快なスーツや都会的なスポーツウエアなど洗練されたカジュアル感にじむ。

13年春夏イタリア・フィレンツエ「ピッティ・ウオモ」=キートンなど明るい色と遊び心のあるドレスアップスタイル。

13年春夏ミラノ・メンズコレ=6月23~26日。色も素材もバカンス感。D&G、グッチなど反動のように明るい色彩あふれる。

13年春夏NYコレ=変わらない現状への意思表示か、栄光の60&70年代への回帰か。あえて楽観主義。マーク・ジェイコブス、ミシェル・ウーは60年代調の簡素な幾何柄。

13年春夏ミラノ・コレ=9月19日から7日間。トレンドや創造性より過去へのまなざし。伝統回帰。ジル・サンダー不調、グッチのみ気を吐く。

13年春夏パリコレ=9末から10月初旬。くすんだ青や浮遊感のあるシルエットで混迷社会にゆらり漂う。ラフ・シモンズのディオール対エッディ・スリマンの新生サンローラン対決。ヨウジ健闘。

13年春夏ロンドン・コレ=9月中旬、5日間で80ブランド参加。クリストファー・ケイン、バーバリー・ブローサムなど若手が斬新素材に挑む。

日本大手アパレル視線は西へ=オンワード樫山のICBがプラバル・グルン起用し北米市場再挑戦。

2012年回顧 新たな1歩へ混迷の年。1つの服に色柄装飾が混在。2月ジル・サンダー復帰。ラフ・シモンズはガリアーノの後任でデイオールへ。サンローランはメンズのカリスマ、エディ・スリマンを起用。ブランド名のイヴを取る。バレンシアガはニコラ・ゲスキエールに代わりアレキサンダー・ワン。(ゲスキエールは翌年ルイ・ヴィトンへ)
レディスの黒やバロック調ははずれ。素朴な自然スタイルうける。原宿系きやりーぱみゅぱみゅがアイコンに。

13年秋冬ミラノコレ=主流は1940、50年代のクラシックスーツ。一方ではプラダ、グッチ、マルニなど「普遍にひそむ背徳」。参加ブランド60、空前の不況。

13年秋冬ロンドンコレ=はじける柄と熱気。元グッチのトム・フォードが初のショー。まばゆいばかりの装飾美。

13年秋冬NYコレ=強く優しく包み込む。経済復活を反映しエネルギーが感じられる旬の人アレキサンダー・ワン、マイケル・コース。オスカー・デラレンタはディオールを解雇されたジョン・ガリアーノを起用。

13年秋冬パリコレ=2/下から3上旬まで。20から50年代の優雅なクラシック情感たっぷり。バレンシアガby29歳若さの衝撃、中国系米国人アレキサンダー・ワン、メンズのカルスマ、エディ・スリマン2期目のサンローラン。前回からラフ・シモンズに代わったクリスチャン・ディオール。ソニア・リキエルも中国系ジェラルド・ダ・コンセイソゥ。ケンゾーも2年前から中国系と韓国系の米国人2名に交代し好評。

13年秋冬パリ、ミラノ・メンズコレ=自由で個性的な未来へ。メンズのカリスマ、エディ・スリマンがサンローランに就任。

13年秋冬ロンドン・メンズコレ=男の装い色み豊かに。明るいグレーを基調に軽くソフトに。トム・フォードがミラノからロンドンへ移る。

13年春夏パリ・オートクチュール=13年1月末。ラフ・シモンズのディオール、シャネル、ヴァレンチノ等、特定の業よりも咲き誇る熟練の技。

13年秋冬東コレ=オランダの新星コニー・フルーネベーフェンなど、ほかにない個性発信。NYのヴィヴィアン・タム、パリからのアライサラ、英国のヨハン・クーなど国際的な顔ぶれ。女性服はまとふ、ソマルタなどエレガンス追及。メンズはコムデ新人のガンリュウ、ファセタッズムなど装飾系が旬。
13/6/18PPRがケリングKERINGに社名変更。傘下にグッチ、ベネタ、サンローラン、マックイーン、バレンシアガ、マッカトニー、ブシュロンなど。

13年秋冬パリ・オートクチュール=13年7月。服飾23、宝飾7、中東、ロシア、中国の新しい顧客。普通に着られる正統派の服から一転しヴァレンチノ、スキャパレリ、ヴィクター&ロルフ、シャネルなどモードの実験場再び。素材や表現に斬新な試み。

13/6に14年春夏ミラノ、パリ・メンズコレ=闇に咲く男の花柄。プラダ、ドリス・ヴァン・ノッテンなど暗い色調の中に癒しを求める心情。コムデは女性服と融合。面白きこともなき世を面白く。

13/10 ルイ・ヴィトン婦人服担当は97年以来のマーク・ジェイコブスからニコラ・ゲスキエール(旧バレンシアガ)。モスキーノはジェレミー・スコット、ロエベはジョナサン・アンダーソン。ジル・サンダーは「ジル・サンダー」を再び辞任。


なにゆえに君の心を傷つけた冷酷無慈悲な人非人ゆえ 蝶人
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by amadeusjapan | 2014-07-01 18:13 | ファッション

2001年~2014年のファッション・トレンドを振り返る その10



ふぁっちょん幻論 第90回


12年春夏イタリア・メンズコレ=ピッティ・ウオモ、ミラノも色押さえ、加工から「素材」へ。

12年春夏パリ・オートクチュール=はかなく、ロマンチックに。繊細に匂い立つフェミニン。シャネル、ヴァルサーチなど豪華さよりも繊細な花刺繍などの伝統技を駆使。
欧州経済危機の絵影響か。ディオールは解任したジョン・ガリアーノの後任まだ見つからず。

12年春夏NYコレ9月上旬=鮮やかに官能的に。米国らしいスポーツウエアも。マーク・ジェイコブスは前衛路線を独走。

12年春夏ロンドンコレ9月中旬=カラフルに華やかに。暴動発生で開催危ぶまれたが2年前にミラノから本拠を移したバーバリー・プローサム、おなじく英国に戻ったプリングル・オブ・スコットランドなど老舗が健闘。トム・フォードは初めてのショー形式。若手はパリへ。

12年春夏ミラノ9月下旬=大柄なアメ車や摩天楼ビルなど繁栄の20世紀を懐古。熟練の仕立てが際立つ。プラダ、グッチなど。

12年春夏パリコレ10月初旬=ロマンチックな服が主流、色素材形で現代性加える。
ルイ・ヴィトン、シャネル、コムデなど。リムフーは世界の医師に向けて放射能被害を受ける子供への救済を呼びかけ。

12年春夏東コレ10月16から22日=カラー新たに再出発。震災から立ち直ろうとするブランドメセージ。疾走感あるメンズ。初日はポールスミス。去年の2倍近い延べ四万8600人が来場。会場のミッドタウンはベンツの新車陳列。三越松屋のギンザファッションウイーク、渋谷でもモデルのきゃりーぱみゅぱみゅが動画サイトで生中継、ハチ公前ではミキオ・サカベによるモデルショウ。
 
第13回東京コレは事業仕訳で国の支援打ち切り。主催者の日本ファッション推進機構が米代理店IMGにスポンサー探しを依頼。ダイムラーが運営費六億の半額を出して冠イベントとなり「メルセデス・ベンツ・ファッションウイーク東京」として開催。
ダイムラーはイメージ戦略としてNY、ミラノ、ロンドン、ベルリン、モスクワなどパリ以外のコレに出資。有料チケット制を一部実施。

12年秋冬ミラノ・メンズ=古典、端正、紳士の色気。プラダなどカジュアルが影をひそめ端正なクラシックスーツやコート。不安が深まる時代には中身のあるジェントルマンシップ?
12年秋冬パリメンズ=「正統」に斬新さ添え。きちんとしたスーツやコートの復活。ルイ・ヴィトンなど「正統な仕立てへの回帰」。

12年秋冬NY=懐かしく可愛らしく。高級感や洗練は一休み、異なる柄や素材を重ね着して懐かしさや可愛らしさを前面に。ダサかわいいロダルテ。

12年秋冬ミラノコレ=強く女性らしく。プラダなどいにしえの王朝時代の華やかな輝きと装飾をもう一度。「ジル・サンダー」のラフ・シモンズ退任、サンダーが復帰へ。

12年秋冬パリコレ=時代の閉塞感を打破し、ファッションデザインの原点に立ち戻る強さと軽やかさ。コムデ、ドリス・ヴァン・ノッテンなど。多数の中国人バイヤーがスマートフォンで発信。

12年秋冬東コレ=ごちゃまぜの楽しさ、着こなしの洗練、重ね着のお家芸で震災ショックから立ち直ろうとするエネルギー。

12年秋冬TGC東京ガールズコレbyF1メデイア=女子のお祭り花盛り。規模拡大しエンタメ要素が強まる。14回目は2万7千人に。モデルが踊る「Canコレ」、神コレの「東京ランウェイ」も。

12年秋冬パリ・オートクチュール=さらに華麗、高級、繊細に。アジア、東欧新顧客の広告塔。ディオールの後任にラフ・シモンズ。オートの美術的価値高まる。

12年5月、世界19カ国、地域で発行されているヴォーグが、やせすぎモデル起用せず。



なにゆえに君は油絵で雑巾を描く耀司が襤褸服をデザインするように 蝶人
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by amadeusjapan | 2014-06-27 10:29 | ファッション

2001年~2014年のファッション・トレンドを振り返る その9



ふぁっちょん幻論 第90回

11春夏ミラノ・メンズ6月中旬=着易さと洗練の両立。強いデザインや色柄少ない。硬いドレスアップでもゆるい着崩しでもない新しい着こなしの提案。

11春夏パリ・メンズ6月下旬=着易さにも明確なテーマ。作品より着られる服。ディオールオムbyクリス。ヴァン・アッシュ。コムデは頭蓋骨の柄がテーマ。再開ヨウジ・ヤマモトは「反米」のドレスアップに挑戦。

11春夏ミラノ¬=10年9月下旬開催、グッチ、プラダなどオレンジと紫と緑、強烈な色、自由に楽しく。

11春夏パリ=自然で上品。すごみや刺激。デイオール、シャネル、サンローランなどあふれる明るい色使い。

11春夏パリ・オートクチュール=日常×華麗×アートの3つの矢が共演。

11春夏NY=オバマ不況を吹き飛ばし夢よ再び。ベテラン若手活気づく。トム・フォードのレディス登場。

東コレは10年から経産省援助打ち切りに対応して米外資IMG(NY、ミラノ、ロンドンコレ、タイガーウッズ、パーマー、シャラポア、浅田真央)と提携、5年間IMGがスポンサー探しを担当。

11春夏東コレ=10月中旬40ブランド。ヨシオ・クボなど脱草食系、男らしさ回帰。レディスはアンリレイジなどアートとしての表現を重視。ポップからエレガンスへ。モード雑誌不在。
日本ファッションウイーク推進機構が主催し経産省が後援するプロジェクト新人デザイナー登竜門「第3回シンマイ」に11カ国27組応募者からヤストシ・エズミなど3名。

11年秋冬ミラノコレ=優雅な色調、スタイルで高揚感。グッチ、プラダの明るい色使い、きらめく服で不安に対抗。

11年秋冬パリ・オートクチュールコレ7月中旬=繊細さと大胆さ。ジョルジオ・アルマーニなど震災日本への弔意も。

11年秋冬パリコレ=凛とハンサムウーマン。シャネル、コムデなど明るく輝く60年代の希望を夢見て前進。ディオールがジョン・ガリアーノを人種差別発言で解雇。

11年秋冬パリ・メンズコレ1月下旬=伝統に多彩なスパイス。ルイ・ヴィトン、ランバンなど。

11年秋冬NYコレ2月上旬=素材の冒険、懐かしのチエック。トム・ブラウン、アレキサンダー・ワンなど。フラバル・グルン、オーネ・チテル、アルチュザラなど若手が実験服。


なにゆえに孫は不気味にほくそ笑む祖父が愛した帝国が近づく 蝶人
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by amadeusjapan | 2014-06-19 11:28 | ファッション

2001年~2014年のファッション・トレンドを振り返る その8


ふぁっちょん幻論 第89回


10春夏パリコレ=久々の活気、アレキサンダー・マックイーンなど巨大映像で劇的演出。ウエブで実況。

パリコレは1910年代に巴里の高級衣装店が年に2度のオートクチュール新作を発表したのがはじまり。60年代からプレタポルテも開始される。
ショーの時間は15から20分、商品は40から80体、経費は数千万円から数億円。ショー終了後7万円から数百万円で即売。
売上は20世紀中葉は右肩上がり。21世紀からは不況やファスト・ファッション流行で低迷。

10年春夏=ロンドンは若々しい色遣い。低調続くミラノは組み合わせの妙みせる。
D&Gは映像駆使してネット中継。

10年春夏東京コレ=先端を追い、時代に逆らう。ビューティフルピープル、ミントデザインなど。

10春夏NY、東京メンズ=欧州勢とは違ったスポーティで軽快、ポップでカジュアルな服。

10年春夏ミラノ・メンズ=時代に鍛えられ際立つ創意。

10秋冬ミラノ・メンズ=伝統heritageの再定義への挑戦。トレンド発信より自分たちらしさの探求。アレキサンダー・マッククイーン最後のコレクションは無数の骸骨と骨で描かれたセピア色のプルント柄が服、会場の床や柱を覆う。

10秋冬パリメンズ=服の概念、形や機能性を問い直す。ドリス・バン・ノッテン。ラフ・シモンズ、コムデギャルソンン。

10秋冬ニューヨーク=派手さはなくとも天然素材、カッティング、仕立てで上質感。マーク・ジェイコブスなど愛らしさを追及。次回から会場がリンカーンセンター。

10秋冬ミラノ=90年代の職人芸・華やかさ再び。D&Gはイタリアの仕立屋宣言。
デザインはクラシックだが現代的なフェミニンさと同時に温もりを感じさせる。
3割のブランドがネットで世界中継。米ヴォーグのアナ・ウインター編集長のために七日間を4日間に集中させ混乱。

10秋冬パリコレ=優美と抑制2極化。華やかなクラシックスタイルの復活と装飾を抑えたミニマリズム。高級ブランドの伝統や浮揚感、革新性の強調、ネット配信、中国インド等新興国市場への強い働きかけ。
40歳で突如死去したアレキサンダー・マックイーンの遺作16点は、ボッシュやメムリンク、ボティチエリ思わせる宗教画や細密画の世界。

10秋冬東コレ=森や旅テーマに見つめ直す美、楽しみの原点へ。まとふ、アグリ・アサギリなど。

10秋冬東コレ=華やぐフェミニン。強い意志、官能的に描く。ユキ・トリイ、ユキコ・ナナイ。

10年秋冬パリ・オートクチュール=公式参加ブランドは24。中国、インドなど新興国の客増える。のびやかに軽やかに。ディオール、シャネル、ヴァレンティノ。
花やライオンなど伝統のモチーフ使いながら詩的で軽快。色遣いは華やかでエネルギー感じる。

なにゆえに部厚い顔と醜い声が幅をきかせる彼奴等が公共放送を手に入れたから 蝶人
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by amadeusjapan | 2014-06-12 11:55 | ファッション

2001年~2014年のファッション・トレンドを振り返る その7



ふぁっちょん幻論 第88回

09春夏ミラノ・コレ=08/9/27シンプル主流、現実からの逃避。金融危機による世界経済の深刻さ反映。
あえてファッションの享楽性見せたドルチエ&ガバーナのぞいてグッチ、プラダ、ボッテガ・ヴェネタ、ジルサンダーなど控え目。
重い現実から浮遊しようとするデザイナーたちの浮遊感。

09春夏パリコレ=自然派スタイル。環境問題などで終わりの始まりの時代を反映。
アレクサンダー・マックイーンのノアの箱舟。ヨウジヤマモトのお葬式。アンダーカバーの高橋盾は今回で撤退。拡大路線に幕引き。

09年秋冬NYコレ=不景気癒す美の競演、嵐が過ぎるのを待つ。全体的に美しくまとまった落ち着いた印象。
ロダルテ、マークジェイコブズ、アレキサンダーワン、タクーン、ミシェル・オバマ御用達のジェイソン・ウー。メンズは冬生き延びる蛹のよう。カルバンクライン、トム・ブラウン、ブルックリンの老舗テーラーマーチン・グリーンフィールド。

09年春夏パリ・オートクチュール=4つ減って23ブランド。
正式メンバーは50年代初めの60から15へ。43年の顧客2万人がいまは200人。
ネットにデザイン画。規模縮小の中高度な手わざ活かす。
華美すぎないシンプルナデザインシャネル、ディオール、ヴァレンチノ、ゴルティエ、アルマーニ・プリヴェ。

09年秋冬ミラノコレ=2月26日から1週間。
ジャンフランコ・フェレは親会社が民事再生法。プラダ、グッチ、アルマーニなど伝統回帰、細部に新しさ。 D&Gはオートクチュールさながらの職人芸で新方向。
同メンズコレ=黒やグレーのフォーマル調。

09秋冬パリコレ¬=不況下の底力。伝統回帰したシンプルなスタイルの中にもオートクチュール的な凝った手仕事やメッセージ性の強い表現。
ジバンシー、タオ・コムデギャルソン、ヨウジヤマモト、15年ぶり復帰のヒロココシノ。同メンズコレもダークトーンのフォーマル中心。売れる黒、汎用性あるジャージースーツ。

09秋冬パリメンズ=スーツを上品にひとひねり。

09秋冬東コレ=09/3/23から6日間で37ブランド、前後して4月中旬までに30ブランド。
強さ、楽しさ、ストレート。闘士を思わせるダークなミリタリー調、少し過剰な色や量感で表現した着る妙味。
アグリ・サギモリ、ミキオ・サカベなど。ショウをやめて永澤陽一が現代アートへ。
アンダーカバーの高橋盾はパリコレ中止して写真展、青山の人気クラブでぬいぐるみ造りの即興ライブ。


なにゆえに別々の部屋で眠るのかかつてねんごろに睦み合いしその二人 蝶人
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by amadeusjapan | 2014-06-02 08:34 | ファッション

新宿の文化学園服装博物館で「ヨーロピアン・モード展」「千のブラウス展」をみて




ふぁっちょん幻論第87回& 茫洋物見遊山記第149回


来たる24日まで開催されている同展では1770年代から1990年代の欧州のレディスモードが時代別に陳列されていて勉強になる。

18世紀のモザールが生きていたロココ時代のドレスから、20世紀のワーキング・ウーマンたちの機能美のパンツスーツまで、およそ250年の間にふぁっちょんといふもの、トレンドといふものが、いかに時代と共に社会の変容と共に脱兎のごとく劇的に変化してきたのかが、これほど明瞭に一瞥できる機会はないだろう。

特に興味深いのは、あの短かったアールヌーボーの時代からアールデコの時代へと脱皮を遂げた時期の歴史的証拠品が並んでいることで、美術や工芸にエポックを刻んだ芸術様式の服飾における痕跡をつぶさに見届ける僥倖に、われらは浴するのである。

なおついでに、同学園の中のファッション・リソースセンターで開催されている過去数十年間のさまざまなデザイナーによる1000点の!素敵なブラウス展もお見逃しなきよう。


なにゆえに真昼間からタクシーは点灯してる勿体ないからライトを消すべし 蝶人
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by amadeusjapan | 2014-05-14 05:32 | ファッション

2001年~2014年のファッション・トレンドを振り返る その6



ふぁっちょん幻論 第86回


08春夏ミラノコレ=07/9/29開催、環境意識と夢が幸せな共存。

08春夏パリコレ=7日まで。世界への危機感深く反映。

08春夏ミラノ・パリコレ=花、果物、星、カラフルな百花繚乱。春の装い色柄で遊ぶ。サンローラン、バレンシアガ、プッチなど軽やかな幸福感。

08秋冬東コレ=強い幻想性、ロマンへ導く、エコ志向、素材にゴミも。

08秋冬パリ・オートクチュール(6月30日)=中東、ロシア、インド好況で新富裕層相手に好調。上品でシンプルなディオール、アルマーニ、ヴァレンチノ、ジバンシー、シャネル。しかし半年後に世界経済転落。

08年モード全体=米映画「セックス・アンド・ザ・シティ」などリアルクローズ追及。重苦しさに反発。2月パリコレでシャネル、ディオールも無難。ミラノのドルガバも心地よさややすらぎテーマ。ミュウミュウ、ジュンヤ・ワタナベは質素。町では自然派のボヘミアンスタイル。反面色・素材・柄軽快。ショートパンツのメンズスーツ登場。

安くておしゃれなファスト・ファッション流行=スウェーデンのH&M(ヘネス&モーリッツ)は世界32カ国1600店に毎日新製品投入。英国のトップショップ/トップマン(運営はティーズ、3年で10店以上展開予定)、スペインZARA、GAP、ユニクロのヒートテック。

秋以降外資系値下げ。グッチ社長交代、ジル・サンダー樫山が買収。イヴ・サンローラン、ミラ・ショーン死去、ヴァレンチノ引退。


なにゆえに世紀の大発見に影が差す話題のリケジョが非常識だから 蝶人
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by amadeusjapan | 2014-03-20 19:11 | ファッション

あまでうすが綴る音楽と本と映画と詩とエッセイ
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