晴風万里

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如月の歌



シェークスピア風ソネットの試み~これでも詩かよ第168番

ある晴れた日に 第362回

現代の詩人が作る現代詩のほとんどが、いわゆる「自由詩」というやつだ。
しかしおいらには、その自由詩の詩形がいかにも無秩序かつ胡乱なものに思われるので、
今更ながら天女の羽衣に軽く縛られてみたいと思い、
昔ながらの「ソネット」を作ろうと思い立った。

「ソネット」とは、ルネサンス期のイタリアで誕生した十四行からなる西洋の定型詩で
ペトラルカ風、イギリス風、スペンサー風の三つがあるそうだが、
おいらはシェークスピアの「ソネット」しか知らないので、
とりあえず、そいつの“うわべ”だけでも真似しよう、ってわけさ。

そこでおらっちは、たちまち寛永の馬術名人、曲垣平九郎盛澄になり切って、
天下の名馬“松風”に跨り、長駈愛宕山に赴いた、と思いねえ。
あの有名な“出世の階段”を一気に駆け上がると、
頂上からは江戸八百八町のおよそ半分を、一望することができたのよ。

けれども男坂の急勾配を、三度笠の詩句共が、押すな押すなと登ってくるので、
四行/四行/四行/二行の割れ目をば、ザックリ作ってやったのさ。



白と言っても営業車の白とは全然違いますなどと力説するセールスマン 蝶人
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by amadeusjapan | 2016-02-21 13:23 | 詩歌

Les Petits Riens ~三十六年もひと昔




蝶人五風十雨録第10回「一月三十日」の巻―そんな私のここだけの話 op.225


1981年1月30日 金曜
夕方サンフランシスコ発JAL001便にて成田着。重い荷物をポーターに運ばせタクシーで鎌倉まで。やれやれと一安心。都合半月の海外旅行なりき。

1982年1月30日 土曜
土曜出勤。ルック雑誌広告。アデンダの大きなポスターをどうやってコピーしていいか分からない。

1983年1月30日 日曜 夜に雨
久しぶりに眠る。自閉症児親の会の会合をキャンセル。相模原の会員のみに電話連絡。たまには休まないと身体がもたない。息子たちと遊ぶ。

1984年1月30日 月曜 はれ
キリンビール訪問。だいたいそんなものよね。ベイヒルゴルフ企画で富士ゼロックスの小林陽太郎氏の出演許可をもらう。

1985年1月30日 水曜
朝パリEHPよりゴダールが撮影を完了したと連絡あり。アニエスbでf500買い物。夜駐在所のスタッフと会食。サル・プレイエルにてラベック姉妹のコンサート。

1986年1月30日 木曜 はれ
三陽商会長谷川氏、博報堂、関谷氏、小学館中川氏、島本氏。夜神谷氏と串花へ。

1987年1月30日 金曜 はれ あたたか
8時半日比谷スカラ座にてデ・ニーロの「ミッション」。86年のカンヌでグランプリだというがやや意外。G.I.Tにて日経矢田氏と「大コクトー展」の打ち合わせ。

1988年1月30日 土曜 はれ 
ゆっくり起きてミラノへ発つ高市氏の自宅兼事務所に電話すれど終日繋がらず。「チャネラー」取材後小峰氏と飲む。松竹第2にてベルイマンの「シークレット・オブ・ウーマン」試写。女の生を重厚に描いた傑作。光と影が美しい。

1989年1月30日 月曜 
プレス伊藤君と話す。努力家なり。IN秋冬構想会。

1990年1月30日 火曜 くもり
大阪支店にて11時から午後7時まで店長会議。山口課長と新任営業担当のお披露目。京高フェア打ち合わせ。私は「この日、この空、この私」「体と金と男」という話をしたがあんまり説経臭のする演説は良くない。夜神戸のグリーンホテル泊。

1991年1月30日 水曜 
オレンジページ田坂さん来社。パスタ・パスタで昼食。「ゼロシティ」「アンポンで何が裁かれたか」をみる。

1992年1月30日 木曜 
本日より米国出張。ボストンは古い英国の面影を残す町でJFKの生家や寄宿舎もあった。学生街のカジュアルなショップを見学。夜はウエルカムパーテーがあった。

1993年1月30日 土曜 はれ
会社休みてCD三昧。妻は味噌作りや心身の疲労困憊で臥せっている。

1994年1月30日 日曜 はれ
ボードレールの人生はわずか46年であった。次男東京造形大の1次合格。

1995年1月30日 月曜 晴
第1回の全員宣伝会議。だいぶ人が減った。文春の「マルコポーロ」がアウシュビッツにガス室はなかったという記事で廃刊決定。愚かなり。

1996年1月30日 火曜 はれ
1792年に再建されたべネツィアのラ・フェニーチエ劇場が失火のために全焼。残念なことなり。仏シラク大統領、核実験の終了を声明。

1997年1月30日 木曜 晴
去年より今年の方が仕事は楽になった。次男は自動車免許を取るための合宿に出かける。

1998年1月30日 金曜 曇
会社は出来るだけサボるようにしている。午後新橋TCCにてMIUMIUの出る映画を観た。横浜SSDにてアルゲリッチ、マイスキーのベートーヴェンのチエロソナタ集買う。ムク夜鳴きす。

1999年1月30日 土曜 晴れたり曇ったり 寒
会社休む。妻は余命2、3か月と宣告された鶴見さんに「手当て」しに行く。ムクと神社散歩。米バークシャー社から1万4千円の引き落とし請求書来る。

2000年1月30日 日曜 晴 暖4月のごとし ○
母と4人で宇田さんチ経由図書館。梅はどこかで咲いているに違いない。午後五反野マンションの広告コピーを書いているとようやくフリーになった気分が出てきて嬉しい。

2001年1月30日 火曜 晴 ○
不調。元気なし。妻やや回復すれどパソコン具合悪し。

2002年1月30日 水曜 晴 
小泉首相が田中外相と野上次官を更迭。鈴木宗男は議運委員長を辞任。在任9ヶ月、ああいう奴でもいなくなると寂しいなあ。サライを買う。果たしてこれから仕事はあるのだろうか。

2003年1月30日 木曜 はれ
妻と義母、早朝より長野の親戚の葬儀に出かける。余、ようやく床上げ。ベルトリッチの「暗殺の森」みる。ドミニク・サンダは可哀想。トランティニアン良し。

2004年1月30日 金曜 晴 はれ
文化講義3連発。学生の新宿都庁レポートを読むとなかなか面白い。しかしコンテンポラリー講座は今日で最終回となった。困って執行さんに相談すると、織田学園というのを紹介しようといってくれる。まことに有難い恩人である。

2005年1月30日 日曜 はれ 暖
3人で 熊野神社へ行く。長男は岸本歯科で痛がったので、「痛かったら先生に痛いと言いなさい」というと「もう岸本歯科は行きません。チエ先生んちへ行きます」を連発。余波で箱根行きも中止となった。

2006年1月30日 月曜 晴 
文化最後から2番目の授業。浪間先生は週3日で7コマ持っていて、今度アンコールワットへ行くそうだ。羨ましい。新橋キムラヤでグルダのベートーヴェンソナタ全集。大船ユニクロでジャケットとパンツを買う。5千円なり。

2007年1月30日 火曜 晴 
布団干す。果樹園へ行き写真を撮る。文芸社の仕事が来ないので頭にくる。

2008年1月30日 水曜 晴 暖
妻は緑の会で北条時政邸へ行った。ずっとドイツ人が保存していたのに、次に買った日本人が売りに出したという。どこからも仕事の電話なし。

2009年1月30日 金曜 雨
終日雨降る。今日も文芸社は来なかった。やむを得ず山口氏の仕事を下請けでやることにす。孫請けなり。

2010年1月30日 土曜 晴 
妻と太刀洗を散歩。お向かいのお嫁さんと会う。息子を中学校に入れるためにまた戻ってきたそうだ。疲れた顔なりき。

2011年1月30日 日曜 晴 初雪降れり
中央公民館の鎌響室内楽演奏会へ行ったが満員札止めのため帰宅し、CDを聴く。ハイドンの五度聴き終わり春の雪

2012年1月30日 月曜 晴れ
文化最終講義。これでたぶん学校は終りになるはず。

2013年1月30日 水曜 晴
妻と味噌を作る。午後ヤマダ電機、図書館。長男の携帯を解約す。安岡章太郎92歳で死す。

2014年1月30日 木曜 曇りのち小雨
ひさしぶりに栄プールで9往復す。25m×2×9=450mなり。妻は350m。

2015年1月30日 金曜 雨
関東は雪になりしが、鎌倉は降らず。

2016年1月30日 土曜 冷雨
「金目」の取り扱いを誤って辞職した甘利経済再生相の後任が、同じ「金目」発言で防災相を去った石原ジュニアとは、自民党も人材払底なり。日銀の窮余の一策「マイナス金利」導入をみても明らかにアベノミクスは破綻している。中国の景気後退と原油安で頼みの株式市況も動揺恆ならず、民草の誰ひとり景気が良くなったとは思っていないのである。内政の不安を北朝鮮のミサイルや中国の海洋攻勢を安保危機にすり替え、憲法破壊をもくろむ安倍政治に明るい未来への展望はないだろう。
ようやく冷雨が上がったようだ。
それにしても、私はいつになったら今井義行さんのような物凄い詩を書けるのだろう? いや、「今井義行さんのような」ではない。今井義行さんのように、自分らしい、自分でなければ書けない詩を、だ。

       ハスキルのピアノに抱かれる冷雨哉 蝶人

 あの病院はお前の肩を「かしわ」のように刻みやがってと祖父言えり 蝶人
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by amadeusjapan | 2016-02-12 15:17 | エッセイ

Les Petits Riens ~三十五年もひと昔




蝶人五風十雨録第9回「十二月三十日」の巻―そんな私のここだけの話 op.224


1981年12月30日 水曜 
妻は扁桃腺が腫れているがおせちづくりに忙しい。長男次男は少し風邪気味なり。

1982年12月30日 木曜 
妻、風邪で倒れる。

1983年12月30日 金曜 小雪降る 寒い
夜、家郷より電話あり。祖母悪し。妹悪し。

1984年12月30日 日曜 
家に居る。向かいの家より長男のピアノに対して苦情あり。妻憔悴す。直ちに戸塚の調音師を呼びて防音処置を施す。

1985年12月30日 月曜 はれ
家でごろごろ。こんなに暖かな晦日も珍しい。

1986年12月30日 火曜 はれ
依然として寝込む。本日VHSハイファイHQビデオ到着。サンヨー製13万5千円をヤマギワ藤田氏の斡旋にて7万六千五百円で現売してもらう。防衛費ついにGNPの1%を突破。

1987年12月30日 水曜 晴 暑
なにやら不気味な暖かさ。地震の予兆なるか。吉田拓郎の「アジアの片隅で」に感銘を覚える。今年みた映画は合計198本也。コロンビア本間氏の斡旋にてデンオンプレイヤーDCD1500、9万9千円を4万9千8百円にて購入。

1988年12月30日 金曜 晴 
亮ちゃんが正月は来れぬかわりに今日来てくれる。一緒に「不思議なおうち」まで散歩し、紅葉とシダを採取す。お正月の飾りなり。LDにてクライバーの「こうもり」鑑賞するも歯の具合悪し。長谷川法相リクルート献金で辞任す。

1989年12月30日 土曜 はれ あたたか
少し家事を手伝う。ムクと次男とで熊野神社まで散歩。長男は依然風邪気味で5キロもやせた。「ル・クール」2月号の原稿書く。今年は良くない年だった。

1990年12月30日 日曜 はれ 
妻は買い物。余はムクと散歩して昼寝してから「都市とファッション」についての依頼原稿を書く。

1991年12月30日 月曜 はれ 
大船で妻のイヤリング、カセット、靴下、安永さんへのお返しの鳩サブレーなど買い、バースデイケーキの予約をする。小説少し書く。第3部に入る。

1992年12月30日 水曜 はれ 
妻、長男と生協で買い物、大混雑。ワットマンにて長男のサンヨー製ラジカセ買う。1万8千900円也。熊楠の「十二支」、プラトンを読みすすむ。ムクと熊野神社まで散歩しているときに、NYのアルゴンキンホテルに最後のモヒカン族の亡霊が出るという小説のアイデアを得たが、ものにならず。

1993年12月30日 木曜 はれ 
風邪治り、床上げしたが腰骨を痛めたので妻の運転で逗子の整体外科へ行く。次男は同窓会、長男は驚くべきことに一人で横浜伊勢佐木町へ行って帰ってきた!

1994年12月30日 金曜 くもり 寒
妻、長男とイトーヨーカ堂へ行き、形状記憶シャツ4枚(4万9千円を2割引き)、1万4千円のコートを買う。長男と昼寝。Y嬢のカード来る。ムクと散歩がてら泉水橋の斎藤電機まで8百円の延長コードを買いに行く。次男は遊びに行ってまだ帰宅せず。

1995年12月30日 土曜 はれ 
少し風あり。午前ガラシ拭き。ムクと太刀洗いまで散歩。午後ムクの小屋の屋根を妻がラッカーで吹き付け。LDでプッチーニの「外套」をみて感動す。坂本さんのひろし君発作で大船駅にて倒れたり。「年取りてもしわれにこの悲劇ありせば、汝もっていかんとなす」と妻言いき。

1996年 12月30日 月曜 快晴
再びHMVにて6枚3千円のCD買う。残念ながら欲しかったベルクは売り切れなりき。妻と生協で買い物。ペルーの人質依然100名残れり。

1997年 12月30日 火曜 雨 寒
久しぶりに終日の雨也。早朝5時に次男帰宅。部屋は酒の匂い残れり。雨の合間に盲目のムクと太刀洗いへ散歩。トリュフォーの「日曜日が待ち遠しい」をみた。

1998年 12月30日 水曜 はれ
今日フトンを干すてふ天の香具山。ランボーの「エレガンス、サイエンス、バイオレンス」と昨夜見たL.ウオーレンなる黒人の夢に触発されて小説のコンテが出来た。

1999年 12月30日 木曜 曇
シーツが干されている。どうにも原稿が進まないのでいらだつ。家では妻と息子の余に対する評価は下落する一方なり。ユニオンでもち米と小豆、島森でアドレス帳買う。途次、滑川のほとりの桜が見事だった家が無惨に取り壊されていた。清川病院の隣で北条義時の住居跡が堀り出されているらしい。
 
2000年12月30日 土曜 くもり 寒
終日仕事部屋を掃除する。次男は仲間と養老の滝で忘年会で朝3時に帰り、10時から大木君宅でもちつき大会。入院中の森君は気の毒にもほとんど眼が見えないという。

2001年12月30日 日曜 はれたりくもったり 
PCソフトをすべて記録し、妻のPCに移す。これでOSの大掃除が可能になった。メールにて年賀の挨拶もできるだろう。

2002年12月30日 月曜 くもり 
今日も駅まで歩いたが、小町通りの藝林荘はやっていなかった。6万8千円の谷崎全集を買いたかったのだが。長谷の古書店で山田美妙の「大日本辞書」が出るかと尋ねたが出ないという。

2003年12月30日 火曜 晴
朝は妻長男義母と私の4人で生協で買い物。大賑わいなりき。午後は浄明寺の回天歯科にて神経を抜いたあとの手入れ。次回は来年の4日なり。次男は元旦に帰宅すると。

2004年12月30日 木曜 はれのちくもり 
文芸社リライト終了。スマトラ沖津波被害者10万人超すという。うち日本人18名。奈良で幼児殺害犯人が捕まる。¥清子さん都庁黒田氏と婚約。次男がキャシュカード、免許証入りの財布を落とす。ばかたり。

2005年12月30日 金曜 はれ時々くもり 
終日講義の準備。熊野神社から果樹園を廻って散歩する。長男依然として熱が出る。

2006年12月30日 土曜 はれ
昼前に親戚来たりて一緒に御餅つきの準備をする。イラクのフセイン大統領の死刑が執行された。

2007年12月30日 日曜 晴 風強し
1階と2階を掃除する。妻は車を掃除する。次男は帰宅せずに制作に励むらし。

2008年12月30日 火曜 はれ
妻と一緒にはじめて車の掃除をする。長男が昼寝の後で熊野神社に散歩に行くと言ったが、もう遅いからとやめさせた。

2009年12月30日 水曜 くもり
妻は朝から買い物、ガソリン、メンテと大忙し。倒れないでくれえ。3時半に長男と熊野神社へ行く。

2010年12月30日 木曜 曇
正月の代わりに親戚の人たちが十二所にやって来る。

2011年12月30日 金曜 晴
お隣のひっこし。車が2台やって来てあらかた荷物を運んで行った。なかなかお洒落なサーファー夫妻だったから、突然の転居はち残念。小坪の海の近所へ越すという。家族4人で熊野神社まで散歩したが、妻は太刀洗までで引き返したり。

2012年12月30日 日曜 雨
3人で生協までお正月の買い物に行きました。日経歌壇で震災地からやってきた芝犬次郎の歌が年間20作中の第2席に入る。穂村弘氏の選なり。君はどんな目に遭ったのと尋ねてもただ手を舐めるだけ被災地からの犬 蝶人

2013年12月30日 月曜 はれ
妻だけが大掃除で大活躍。余はブログで大活躍。熊野神社散歩。

2014年12月30日 火曜 晴れたり曇ったり
夜、次男帰宅す。

2015年12月30日 水曜 おおむね晴れ
昨夜の八重樫vsメンドサ選手のライトフライ級タイトルマッチは、双方が死力を尽くして殴り合うという文字通り血湧き肉躍る感動的な試合だった。昨年の大晦日に苦杯を浴びた八重樫が、一年の荒行と雌伏の後に約束通りチャンピオンベルト妻に贈った時には、思わず涙が出たが、健闘空しく敗れた若き元チャンピオンが、八重樫の子供や妻君にも祝意を表す健気な姿にも真のスポーツマンシップの発露を見る思いで、波乱多き2015年の掉尾を飾るにふさわしい名勝負に心の中が洗われ、「さあ、俺っちも頑張るぞ」と思いを新たにしたことだった。
涙といえば、今年はさとう三千魚さんが主宰する「浜風文庫」で、鈴木志郎康さんや今井義行さん、長田典子さんの詩を読んでいる時に、思わず熱いものがこみ上げてくる瞬間があった。有名になったあの「詩のボクシング」ではないが、詩はボクシングではないだろうか。
詩人が世の無常や自分自身の影と無我夢中で闘い続ける、そのほとんど絶望的な永久運動そのものが人々を感動させるのではないだろうか。来年は私も心から心へとなにか熱いものが伝わるような詩を、一篇でも書いてみたいと思ったことであった。


         轟々と万物流転す極月尽 蝶人

  35年前の日記に出てくる私は今の私とは完全な別人 蝶人
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by amadeusjapan | 2016-02-11 10:46 | エッセイ

お正月の歌~これでも詩かよ第166番



ある晴れた日に 第360回


西暦二〇一六年一月二日
鎌倉の在に親戚十七名が勢ぞろい
そのうち五人が小さな子供

うららかな光のどけきお庭の中で
臼と杵とでぺったんぺったんお餅付き
大人も子供もお餅付き

つきたてお餅をちょんぎって
あんころ餅ときな粉が出来る
黒胡麻、胡桃、大根おろしもどんどん出来る

みんなで作ったいろんなお餅を
みんなで食べる どんどん食べる
おしいいなあ 美味いなあ

あっという間に、お腹がいっぱい
今度は近所の明王院にお参りだあ
それからみんなで、独楽を回そう

大きな独楽を、ひもで回そう
でも、なかなかうまく回らない
出来ない人には若い住職さんが親切に教えてくれます

そのうちに独楽回しに飽きてしまったユウちゃんが
昔ながらの井戸とポンプに目をつけて
レンちゃんと一緒にピストンを押しはじめた

ガッタン、ガッタン、ジャア、ジャア、ジャア
ガッタン、ガッタン、ジャア、ジャア、ジャア
たちまち流れる水、水、水 水、水、水

それ気付いたカナちゃんも
それに気付いたノンちゃん、アルちゃんも
子供全員ポンプに群がり

ガッタン、ガッタン、ジャア、ジャア、ジャア
ガッタン、ガッタン、ジャア、ジャア、ジャア
たちまち流れる水、水、水 水、水、水

しばらくするとユウちゃんが
「水、水、水屋でーす。水、水、水はいらんかねえ」
即席水売りになりました

またしばらくするとレンちゃんが、
「水屋さん、もっとこっちに流してよ
もうちょっとで地面に象さんができるぞう」

ガッタン、ガッタン、ジャア、ジャア、ジャア
ガッタン、ガッタン、ジャア、ジャア、ジャア
たちまち出来たよ、お水の象さん

いつの間にやらほかの子供たちも加わって
ワアワアキャアキャア正月早々出初め式
お気の毒に住職さんも逃げ出しちゃった

これではいかん、いかん、まずい、まずい
このままでは名跡明王院が水浸し。
ここらで水入りレフリーストップ

悪童五名と現場を離脱
峠をめざして出発だあ!
太刀洗方面へ転進だあ!

意気揚々と進軍してると
あれに見ゆるは次郎じゃないか
愛犬太郎を亡くしたおばさんが、四年前から飼っている

次郎は震災地からやってきた可愛い柴犬
名付け親の私を見つけて
声にはならない声でWangWang吠えてる

私が撫でると、子供も撫でる
次郎はうっとり目を閉じる
「次郎、あったかいなあ」とユウちゃんがいう

両手をペロペロ舐められたレンちゃんは
「マコトさん、次郎がぼくの手を舐めてくれたよ」
と、うれしそう あ、うれしそう

西暦二〇一六年一月二日の午後三時
お正月の陽が、ようやく傾く
どんどん どんどん 陽が落ちる

エイ エイ オオ! 
エイ エイ オオ!
それゆけガキんちょ太刀洗

エイ エイ オオ! 
エイ エイ オオ! 
朝夷奈峠の頂上へ


  あくる日もそのあくる日も夢を見る私は夢見るシャンソン人形 蝶人
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by amadeusjapan | 2016-02-08 11:34 | 詩歌

なにゆえに第23回~西暦2016年睦月蝶人花鳥風月狂歌三昧



ある晴れた日に 第359回

なにゆえに急にエアコンが停まってしまうしばらくは自分を暖めているらし

なにゆえに子供はあんなに元気に走って騒ぐまだ誰も挫折を知らない

なにゆえに老人はとぼとぼ歩いてる心ゆくまで悔ゆるため

なにゆえに「最終的に不可逆的」んなもん地上に存在しないぞ

なにゆえにおいらは詩を書きすすめることができる見えぬ定型と聴こえぬリズムに導かれて

なにゆえに朝から晩まで水爆水爆マスコミは「大事件」ならなんでも大好き

なにゆえに北朝鮮はひとりで暴れる世界中の誰もがソッポを向くから

なにゆえに延々芸能人の孫自慢を聞かされる芸能人なら芸を見せろよ

なにゆえにリーマンはいちばんおいしい時間を切り売りするあんたも資本の奴隷ゆえ

なにゆえに自公はポスターを張り巡らせる参院選で独裁政権を確立するべく

なにゆえに施設長は生産性向上を目標にするうちの息子はついていけない

なにゆえに夫婦京都往復で5万4千円もする貧乏人にはちと高すぎるよ

なにゆえにまた再びのカセット人気個体は系統発生を遡る

なにゆえに少し歩けばヨタヨタとなるそろそろ年貢の納め時かや

なにゆえに式の着物にあれこれ拘る京都の人は儀礼に煩い

なにゆえに天気予報どおりに雪が降るたまには予報士の予報が当たるので

なにゆえにお前は偉そうに答弁する自分が相当偉いと思っているから
なにゆえにいち唄うたいグループが自由に解散できないこの国では誰も独立できない

なにゆえに同じCDを何枚も買う日に日に脳味噌が腐っていくので

なにゆえに62人の金持ちが36億人の貧乏人と同じお金を持っている世の中ますます不公平なので

なにゆえに琴奨菊は豊ノ島に負けたのかまた白鵬が高笑いする

なにゆえに石井十次に言及する安倍ほど児童福祉にそぐわない男はいない

なにゆえにオオルリの仔は巣ごと盗まれたのか台湾栗鼠ならぬ人間の仕業

なにゆえに絶滅危惧種などと澄ましこんでいる追い込んだのは自分なのに

なにゆえに微かな恐怖が湧いてくるプラットフォームの先頭に立つとき

なにゆえにわが弟の額に石を投げしやたちまち鮮血滴り落ちしが

なにゆえにまつのちゃんの顔に雪つぶてを投げしや当たりしつぶてに復讐せんとて

なにゆえに耕君は生乾きのタオルから取り入れる独自の美学独自の秩序


なにゆえにベンチャーズは便々と弾いているあれよりほかにやることないので 蝶人
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by amadeusjapan | 2016-02-01 12:42 | 詩歌

西暦2016年睦月蝶人花鳥風月狂歌三昧



ある晴れた日に 第358回


隣の庭にたわわに鳴れる柿ことごとく鳥たちの御馳走となる

耕君から「お父さん怒ったり注意したりしないでね」と云われてしまった大晦日

ひとつ家に四人が眠るお正月

正月の眠りを醒ます核実験たった一発で夜も眠れず

短歌雑誌で有名選者の詠草立ち読みしたがこれはすごいと思える歌なし

津津浦浦自公のポスター貼られたり総閉塞のこの国の冬

目の色を変えてラアラア叫んでる水爆水爆それがどうした

品性のひとかけらなきキャスターがしたり顔にて喋りに喋る

千代田区隼町2丁目の「光解体」てふ会社が妙に気になる

おめでとう!琴奨菊の初優勝やれば出来るのだな日本人も

火曜日の危険物ゴミに出されている黒黄まだらの巨大なバナナ 

なんとなく先に逝く人が羨ましいそんな時代に生きてるわれら

レッツダンスなどと人を踊らせ自らは唄っているだけデビッドボウイ

高橋の源一郎が急ぎゆく鎌倉駅の東口かな

海鴎ヒチコック映画の如く来襲す源氏池

男ではなく女でもなさそうな第三の性

男でもあり女でもあるような私たちの性

ほんたうの愛を求めてプルーストジェンダーの魔境を軽々と超ゆ

若者がカセットテープに夢中だとか個体は系統発生を遡る

大阪の心斎橋の大丸の子供服売り場で走ったあの頃

耕君の区分判定は4なるが5を目指して検査に行きけり

わたくしに内緒で国境なき医師団に3千円寄付せし妻よ隠さずともよし

バーキンのジーンズ姿見て入店を拒否した有楽町の仏蘭西料理屋

なにゆえに微かな恐怖が湧いてくるプラットフォームの先頭に立つとき

選ばれた62人の金持ちが36億人の貧乏人の資産と同じお金を持っているとか

目の前の息子の耳を眺むればその姿形の好ましきかな

物を売ることにまつわるさまざまな手立てはつねにいささか物悲しきかな

中国かバングラデシュの誰かが縫ったユニクロのシャツを着て東京行の電車に乗りこむ


     ハスキルのピアノに抱かれる冷雨哉 蝶人
     ハイドンの「五度」聴き終わり春の雪
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by amadeusjapan | 2016-01-31 10:33 | 詩歌

忘年会~これでも詩かよ第166番



ある晴れた日に 第357回


詩人、詩人、詩人
詩人だって忘年会をひらく。
さとう三千魚さんの「浜風文庫」の忘年会だ。

詩人、詩人、詩人
夜の神田の「葡萄舎」で
詩人だけの忘年会さ。

ちょっと早く来すぎたので、駅から歩いて鎌倉橋へ。
1944年11月、この橋を米軍機が爆撃したんだ。
よって33個の弾痕が残ってる。

さてお立ち会い、今からザッと半世紀近く前
私は鎌倉河岸のほとりに建つ、小さな会社に通ってた。
五階建ての、小さな、小さなビルだった。

今宵、その跡地を訪ねてみると、
巨大なビルが建っていた。星なき夜空に、聳えてた。
コープビルという立派な、立派なビルジング。

「もしや昔ここにあったRという会社をご存知ですか?」と尋ねると、
守衛さんが「はい、名前だけは聞いたことがあります」と答えたので
ああ、これだけでも神田へ来た甲斐があった、と私は思った。

詩人、詩人、詩人
詩人だって忘年会をひらく。
10人集まる忘年会さ。

さて「葡萄舎」を目指したが、
何回地図を眺めても、さっぱり場所が分からない。
煙草屋のおやじに尋ねたら、「葡萄舎」なんてわしゃ知らん。

知らん、知らん、知らん
「葡萄舎」なんて、わしゃ知らん。
忘年会なんて、わしゃ知らん。

さんざめく交差点の信号の下で、
キョロキョロ辺りを見回していたら
「おにいさん、どこいくの、あそばない、ね、あそびましょ」と誘われちゃった。

「あそびたいのは山々だけど、これから忘年会であそぶんだ」と答えたら
「そんなのやめて、あたいと遊びましょ。3千円、3千円、3千円」
って、言われちゃった。ちゃった。ちゃった。

うんにゃ、いま冷静になって思い返してみるに、
「3千元、3千元、3千元」と言ってたかも。
3千元は高いかも。ちよっと、ちょっと、高すぎるかも。

「おらっちは、これからどうでも詩人の忘年会へ行くのだ」と宣言したら、
ちょっと綺麗な上海帰りのルリちゃんは、
あっと言う間に、伊集院光似のリーマンの方へ飛んで行っちゃった。

ちゃった。ちゃった。ちゃった。
「葡萄舎」なんて、知らないわ。
詩人なんて、知らないわ。

ちゃった、ちゃった、ちゃったって、
我が敬愛する詩人、鈴木志郎康さんの極私的パクリなんだけど
ネエちゃん、分かってくれるよね。

詩人、詩人、詩人
詩人だって忘年会をひらく。
さとう三千魚さんの「浜風文庫」の忘年会だ。

詩人、詩人、詩人
夜の神田の「葡萄舎」で
これから詩人の忘年会さ。


 レッツダンス!などと煽ってはいたが踊りは得意じゃなかったなボウイ 蝶人
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by amadeusjapan | 2016-01-13 14:14 | 詩歌

西暦2015年極月蝶人花鳥風月狂歌三昧



ある晴れた日に第356回


いくら野良犬でも解剖してはいけません綾部高校生物クラブ

亡き父と同じ年まで生きたのでもう明日からは楽しき余生

時代劇の名悪役として知られたる五味龍太郎静かに逝きたり

「ジェジェジェジェ」の賞味期限が尽きたので「びっくりぽん」に乗り換えてます

マーリンズ外野の控えに甘んじて鈴木一郎ストーブにあたる

てやんでえ消費税などみなやめっちまえ景気などすぐに回復するじゃろ

ひむがしの空より谷戸に光差し竜胆の花いま開かんとす

いくたびも迷いし末に需めたり十年連用日記既に古稀過ぎたれば

古稀過ぎて迷いし末に求めたり博文館の十年日記

なにゆえにいくら探しても見つからぬわたくしと天皇を結ぶ一本の糸

大丈夫君も僕も地球も太陽も日々滅亡に向かってるから

共産党昔は右翼と思いしがこの頃まともなことをいう

死に急ぐこととも知らず益荒男はひたすらけなげに生き急ぐなり

タイヒラメ美美しく並んでいるけれどとどのつまりは魚の死体

イケテルと思いしことが泥まみれ他人事ではないWの悲劇

爆買いの中国人の歓声が轟き渡る銀座八丁 

吉田翁が推薦されしレコードを師走の銀座で需めしあの頃

年の瀬に読みたき記事はただひとつ吉田秀和のお薦めCD

妻は子の我は我のみの行く末を案じて眠れぬ寒き夜かな

書を捨てて街へ出よと妻は説く寺山修司を知ってか知らずか

むざむざと鴉と雀に喰われけり無住の隣家の鈴なりの柿

蟷螂の腹より出でし発条にデザインされた舗道を歩む

シューベルトの「未完成」を聴きながら思うこといかなる生も未完成なり

外出の時は新しい肌着を身につけるいつどこで何があるか分からないので

マカ不思議有名人物の名さえついてればただの紙切れが札束に化ける

淫行という言葉の妖しさよ生涯に一度くらいは淫行したし

熱海にも鎌倉にも支局持つNHKの人の多さよ

基督も博士もいない聖夜祭

轟々と万物流転す極月尽


     原節子野坂昭如三津五郎水木米朝鶴見俊輔 蝶人
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by amadeusjapan | 2015-12-31 12:28 | 詩歌

なにゆえに第22回~西暦2015年師走蝶人花鳥風月狂歌三昧



ある晴れた日に第355回


なにゆえになんーもせんうちに師走となるんやあかんあかんこのままではあかん

なにゆえに貧乏人から税金を毟り取る安倍蚤糞が外国土産にばら撒くため

なにゆえにまたしても奥歯が痛む岸本先生が削り残したから

なにゆえにあかりちゃんはいつもバス停まで走ってゆく彼女のお母さんもそうするので

なにゆえに今日も朝から微熱が出るの右の奥歯が腐っているから

なにゆえに狂ったように拍手するパーヴォ・ヤルヴィ&N響の凡なる演奏

なにゆえに秋の次には冬が来るすべての家を眠らせるため

なにゆえに3万円を下流老人にばらまく参院選で買収するため

なにゆえに軽減税制でがたがた言ってる安保法制では言いなりだったのに

なにゆえにうちの息子は施設を休むこんな天気じゃやってらんない

なにゆえに道に小川が流れてる左の溝が堰き止められから

なにゆえに乾燥するのに6時間もかかるお外はだんだん晴れてきたのに

なにゆえに仕事がいつまでも終らない私の生が終らないから

なにゆえに今日もしくしく歯が痛むそれがおいらが生きてるあかし

なにゆえに車をぶつけて黙ってる君には良心というやつがないのか

なにゆえに新聞までも税軽減政権批判をさせない謀略

なにゆえに赤色警報が今日も出る北京は人間の住むところではない

なにゆえにワルターの音楽は温かい還暦にチャンチャンコを貰ってたから

なにゆえにブーレーズの指揮は冷たいお母ちゃんに抱きしめられなかった

なにゆえにクルト・マズアの「第九」は途中で止まったN響コンマスのチョンボゆえ

なにゆえにいくら探しても見つからぬわたくしと天皇を結ぶ一本の糸

なにゆえに朝の洗濯が終らないあと3分が延々続く

なにゆえにうちの息子はまだ帰らない超満員の江ノ電に乗ったか

なにゆえに関西人は列を守らぬ電車が来るとワッと駆け寄る

なにゆえに聞いただけですぐ分かるマリア・カラスと美空ひばり

なにゆえにHMVのHPは無茶苦茶になったのかかのローソンに買収されたので



なにゆえに「自閉症」が「自閉症スペクトラム」に名称変更 耕君が虹の彼方に住んでいるので 蝶人
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by amadeusjapan | 2015-12-29 13:53 | 詩歌

共和国について~これでも詩かよ第165番



ある晴れた日に第354回


ある朝、アベ独裁体制にドタマに来たイシバ地方創生相が突如逆上した。

ギャクジョー、アタマニキタジョー、アシタノジョー。

「どこへ行っても地方は全部死んでる。どんな田舎でも国が助けてくれることだけを期待している。オラッチはもう知らん、シラン。お国のあてなんかに期待せずに、あんさん自主独立して勝手にやってみなはれ!」

すると「ああそうですか」というて、岩手県上閉伊郡大槌町が1982年の独立宣言を33年振りに更新し、改めて新キリキリ国として独立した。

キリキリ、ギリギリ、キリギリス。

その翌日、「よおーし、そおゆうことなら}というて、
普天間基地問題で業を煮やしていた翁長沖縄県知事が、日本国からの独立を宣言し、
「琉球共和国」として生まれ変わった。

するとその翌日の翌日、なんたら維新の連中が、選挙で大勝した勢いに乗って「てなもんやおおさか狂騒国」なる新都市国家を樹立した。

カワッタ、ワカッタ、キョウワコク。

それからしばらくして、オラッチの在の十二所村が、村民二百名の総意で独立した。

ドクリツ、コクリツ、ドクリツコウドウタイ。

あとは一瀉千里だった。

イッシャセンリ、サクライセンリ、センノリキュウ。

かのリヴァイアサンのごとき怪物に成りあがった新日本帝国から、離脱する市町村共同体が相次ぎ、この国はあアッというまに三々五々、四分五裂さ。

アラアラアラ、サンザンブンレツ、リヴァイアサン。

で、なにが起こったって?

帝国は、たちまち徳川家不在・天皇家不在の江戸時代三百藩体制
のような独立国割拠の状態に逆戻り、
民草は、思い思いの憲法と政治経済社会体制を選んで、
末永く、それなりに仕合わせに暮らしましたとさ。

うむwmwm、ソレデイイノラ、ソレデイイトモ。


         基督も博士も見えず聖夜祭 蝶人
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by amadeusjapan | 2015-12-24 14:20 | 詩歌

あまでうすが綴る音楽と本と映画と詩とエッセイ
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