人気ブログランキング |

晴風万里

タグ:広告 ( 36 ) タグの人気記事




「インクを買うより最新プリンターを買おう」という奇妙な広告について



広告戯評第22回&バガテル-そんな私のここだけの話op.204


 エプソンが「インクを買うより最新プリンターを買おう」というネット広告を盛んに露出している。いったいいかなる意味かとクリックしてみたが、同社のプリンターがぞろぞろで出てくるだけ。

 インクがなければプリンターは使えない。そこでエプソンなどのメーカーは、プリンターを相対的に安くするかわりに、インク代をべらぼうに吊りあげて元をとろうとしている。

 だからこの会社が、「じゃんじゃん純正インクを買いなさい」とか「インクも、最新プリンターも買いなさい」という広告を打つなら分かるが、「インクを買うより最新プリンターを買おう」とはなんじゃらほい。インクは黙っていても買ってくれるから、プリンターをどんどん買い替えさせようという戦略かもしれないが、それにしても奇妙奇天烈なコピーである。

 わが家のエプソンも毎月かなりの量のインキを使うので、最近「非純正」インキに変えたところ、「事故が起こるかもしれない」とか「トラぶっても修理しません」とか執拗に警告してくるのだが、プリンターの性能に自信があるのなら、どのような劣悪なインキにも対応するのがメーカーの義務ではないだろうか。

 自社製インクでボロ儲けしながら、他社製インクを敵視したり、あまつさえ修理を拒否したりしながら消費者を自社の独占的ネットワークに縛り付けようとする威嚇的で傲慢不遜な態度は、どこかの国の政治家に似てるずら。


 なにゆえにインクでぼろ儲けしてなおかつプリンターを押し売りしようとする 蝶人



by amadeusjapan | 2015-07-19 12:47 | エッセイ

21世紀のファッション・トレンド その13



ふぁっちょん幻論第93回&広告戯評第21回&バガテル-そんな私のここだけの話op.196

2014年6月下旬にミラノ、パリで開催された2015年春夏メンズコレクションは軽さと快適さの追求。ボッテガ・ヴェネタ、トッズ、カルヴェン、ルイ・ヴィトンなどシンプルな色柄と薄く機能性のある素材やゆとりのあるシルエットが特徴。コムデ・ギャルソンは「反戦」をテーマに、アヴァンギャルドなコレクションを静かに展開。

15年春夏ミラノ・コレ=伝統の技と素材受け継ぐ。新味より着やすさ。日常着をエレガントに。プラダ、グッチ、アルマーニなど。

15年春夏パリ・オートクチュール=ディオール、シャネル、ヴァレンティノなどテロ・厳戒態勢の中であふれる花と愛。

15年春夏パリコレ=平和への願い優美に。時代の不安色濃く暗示。主流は70年代のフラワーチルドレン調をモダンに仕立てたスタイル。女性の権利拡大のネッセージも。コムデのメンズは「反戦」がテーマ。英ジョナサン・アンダーソンがロエベのデザイナーに、ソノア・リキエルは仏の新人ジュリー・ドウ・リブラン、3年前ディオールを解雇されたジョン・ガリアーノがマルタン・マルジェラに。

15年春夏東コレ=見せる服より着られる服を。原点に光、普段着が主流。メッセイジ性なくリアル・クロージング。

15年秋冬NYコレ¬=脱癒し、まとう力強さ。変革を求め、自らを奮い立たせるような力強さ。オスカー・デ?ラ・レンタ死去して元ニナ・リッチのピーター・コッピング初のショー。マーク・ジェイコブスの反リラックス変化。

15年秋冬パリコレ=ルイ・ヴィトン、セリーヌ、ディオールなど「花と愛と自由」の1970年代調を引き継ぎながらも未来へ導く強さと官能。暗さに向き合うコムデギャルソン。

15年秋冬東コレ=タケオ・キクチ、ユキ・トリイ、ケイタ・マルヤマなどヴェテラン、中堅が個性豊かに盛り上げる。

(以上は朝日新聞文化欄からの抜粋です)

 その他英国のバーバリーが三陽商会との契約を終了させ、今年7月以降はバ社の直営店のみで販売されることになったが、これはラグジュアリー路線を貫徹しようとする本国が、三陽独自のボルームゾーン版の普及を切捨て、さらなるイメージアップを図ろうとするもの。

 かつて高島屋がピエール・カルダンで行ったように日本では欧米の高級ブランドを大衆化して拡販する商法が得意中の得意で、このような極東ローカルの俗流大衆路線を粛清して純潔を死守しようとしたのだろう。

 ニッポン人なんか信用しないぞ! 今年3月に出されたバーバリーのイメージ広告はそんな決意を暗に秘めているように感じられる。


  隙あらば高級ブランドのスリッパを叩き売るそれがニッポン人ぞなもし 蝶人



by amadeusjapan | 2015-04-21 11:22 | ファッション

トヨタの自称高級車「エスクァイア」の広告をみて

e0099622_1020446.jpg



広告戯評第20回&バガテル-そんな私のここだけの話op.195


少しく旧聞に属するが旧臘の新聞やテレビで見かけた我が国、いな世界を代表する自動車メーカーの広告である。

そこには赤地に不気味な黒衣のバットマンが登場しており、「日本にも、私も、ここからだ」とか「この国には今、目標がある。さて、あなたは、どうだろう」などという御大層なキャッチフレーズが掲げてあった。

ボデイコピーを見ると「この国が再び走り出そうとしている今、より充実した人生を求める男たちは増えるはずだ。きっと誰もが自分のアクセルを踏み始めるはずだ。ESQIREはそんな男たちと共に走り、彼らを鼓舞する存在になろうと思う」そうだが、これってまるで安倍蚤糞一味の演説そのものではないか。

「この国には今、目標がある」なぞと勝手に妄想しているのは一部の国権的右翼政党だけだし、その目標だって戦後民主主義を冒涜して戦前回帰を目指そうとするきわめていかがわしいものだ。

 「さて、あなたは、どうだろう」なんて凄まれても、満額回答の出たトヨタとかその株主たちとは裏腹に、さっぱり景気回復の実感などない国民の大多数はシラケルばかりだ。

 憲法を蹂躙して特定国家秘密法案で民草を威圧し、自衛隊を自在に海外派兵しようとする連中さながら、「日本にも、私も、ここからだ」などと発破をかけられても、「日本も、私も、もうおしまいだ」としか答えられない。

 どの企業が商売の相手にするのもこの国の民草であれば、その企業がときの政府や一部の政党の政治的見解をなぞるような広告を発信するのは、いかがなものであろうか。

 この広告を眺めていると、その背後にはトヨタ→電通→安倍蚤糞の一連の伏流すら浮かび上がってくるようだ。

 ときに1台300万円の車って、高級車なの?


   幻想の共同体の暗がりで国家国家と喚く者ども 蝶人



by amadeusjapan | 2015-04-11 10:20 | エッセイ

ラグジュアリー・ブランド「ドルチェ&ガッバーナ」の新聞広告をみて

e0099622_10533218.jpg


広告戯評第19回 &ふぁっちょん幻論第93回

 自称右翼の国家主義者にして我らが帝国の偉大なる領袖の世界に冠たる経済政策安倍蚤糞の大戦果の御蔭はどうかは知らないが、最近大手の商業新聞に海外有名ふぁっちょんブランドの広告が散見されるようになったのはまことに慶賀に堪えない。

 ひとつはご存知イタリアのラグジュアリー・ブランド「ドルチェ&ガッバーナ」の広告であるが、でっぷりと太った田舎の村のおばあさんが出演していて好感が持てる。

 しばらく前に服飾の宣伝広告に超スリムな若いモデルばかり出すのはいかがなものか、という議論や提案があったが、言うは易く行うは難しで、こういう普通はお洒落の対極にあると考えられている生活臭120%のダサイ老婆をあえて突きだすというのはかなり勇気がある経営方針だと思う。

 が、なに按ずるより産むは易し、で実際に白昼公前と登場すると通常のふぁっちょん広告よりも異彩を放ち、知名率のみならず好意高感度も勝っているように感じられるのは私だけだろうか。

 ところが外電によるとそんな「ドルチェ&ガッバーナ」の2人が、ゲイのカップルが養子を迎えることに反対していることを知ったエルトン・ジョン選手が「ドルガバなんてもう着ない」と怒り狂っているそうだ。

 1年間におよそ6億ユーロの収益を上げる人気ブランドを維持してゆくのもなかなか大変だろうな。


   トレンドを作り作られまた作るドルガバぐあんばれイタリア野郎 蝶人



by amadeusjapan | 2015-04-01 10:54 | ファッション

日経広告研究所編「基礎から学べる広告の総合講座2014」を読んで



照る日曇る日第658回

日経広告研究所が毎年夏に同じタイトルの連続講演会を主催し、それを要領よくダイジェストして年末に発行するこの本は、おそらく本邦の宣伝広告販促本のなかでもっとも興味深いもののひとつだろう。

毎度のことながら、いま広告の世界でどんなことが起こっているのかをマーケテイング理論のみならず広告メディア、ネット、SNS、ブランド・コミュニケーションの現場を熟知しているたたきあげの専門家が、具体的な現業とデータに即してその問題点を率直に語っているために、きわめて面白く、かつまた為にもなるのであるんであるんであるん。

 今回のハイライトは、いま流行のキーワードである「O2Oマーケテイング」(オンライン・ツー・オフライン、オフライン・ツー・オンライン)や、さらにそいつにしんにゅうをかけ、その上をゆく?「オムニチャンネル」に関する村山らむね氏の「スマホ・タブレット時代の顧客コミュニケーション」講座あたりであろうか。

 そこではネットを活用し、割引クーポン、ポイント発行などを通じて「ネットと店舗の双方向誘客」を活性化する「O2Oマーケテイング」や、スマホ、SNS、店舗、ウエブ、テレビなど全方向で顧客のニーズに対応する「オムニチャンネル」の実態が簡潔にレポートされていて、ガラケーの意味をつい最近知り、スマホなど触ったことすらなく、すでに棺桶に片足を突っ込んだ私などにも、それなりに有益な示唆をば与えてくれるのであったあ。

なにゆえに「アンネの日記」を破るのか我らがまたしても躓くイトレルの罠 蝶人



by amadeusjapan | 2014-02-27 11:51 | 読書

「基礎から学べる広告の総合講座2013」を読んで


照る日曇る日第566回&広告戯評第18回

日経広告研究所では、毎年夏に超高価な参加料で広告宣伝にかんする連続集中講座を行っているのだが、それを年末に簡にして要を得た安価な1冊の報告書にまとめてくれる。

講師は毎年変わるが企業、広告会社、クリエーター、学者など現役の最前線で活躍するメンバーであり、内容的には総論からマーケティング、テレビ、新聞、雑誌、インターネットなどの各論まで、じつにわかりやすく現代の広告宣伝販促の実態と問題点が解説されているので、これさえ年に一度目を通しておけば時流に遅れることなくこの資本主義の最先端で咲かせている奇妙な仇花の色や香りについて習得しておくことができるのである。

どこを読んでも参考になるが、最新の2012年版では元サントリーの宣伝部員で独立してからはプランナーやコピーライターをやっている一倉宏氏の「ヘリテージとクリエーティヴ」という昔ながらのネタが面白かった。

 この人は昔は「きれいなおねえさんは好きですか?」や「うまいんだな、これがっ」などの名コピーでならし、いまは「家に帰れば積水ハウス」という良く出来たコンセプトとコピーを作っているが、70年代、80年代に大活躍した音楽プロデューサー大森昭男氏の業績について触れているのはさすがだと思った。


髭摺ればうっとり目を瞑る長男よ父に出来るのはこれくらいなり 蝶人



by amadeusjapan | 2013-02-02 09:24 | 読書

歌って踊ってメッセージ



バガテルop158&広告戯評第17回&♪音楽千夜一夜 第278回


マツケンサンバが登場したときはちょっと新鮮だったが、しばらくすると彼奴はどうも軟弱かつ邪道であると思うに至り、かの東海林太郎や藤山一郎が直立不動の姿勢で朗々と歌い上げるあの姿を懐かしく思い出すようになった。

そこで改めてこの節のミュージック番組を見ると、その多くが歌いつつ踊っているので驚く。SMAPなんてあれくらい下手な歌い手は素人でも珍しいのに、懸命に下手な踊りもやっているし、EXSILという集団には凡庸極まりないボーカルが2人くらいいるが、なぜか歌も歌えない黒幕が金魚の糞のように背後で踊りまくっている。

またPerfumeという能面女子3人組は歌詞の速さについていけないのかいつも口パクだが、ああやって死にもの狂いで踊っているのが良しとされるのだろう。ともかく今が歌より踊りの時代であるということだけはよく分かる。

先頃NHKで放送されていた70年代のロックミュージックのライブ映像集をつらつら眺めていたのだが、ビートルズもアバもデビッド・ボウイも歌うだけで踊ってはいない。ジャクソン・ファイヴやローリングストーンズは踊っているが、やはり歌がメインで踊りはつけたしである。同じ番組の80年代シリーズもすこし前に放映されていたが、ここでも歌って踊る派は少数派で、ダンスミュージックや「終始歌いつつ踊る歌手」が主流になったのは80年代の終わりから90年代にかけてと言えそうだ。

そういえばバブルがはじけてからは唯脳的な思想の限界が指摘されて、従来看過されていた身体や身体論の大切さが見直されたり、再発見されたりするようになった気がする。

音楽からちょっと離れるが、げんざいのテレビCMの基本パターンは、数名の人物が画面に登場するなり奇妙なポーズで踊りながら商品に関連する歌を数フレーズ歌い、15秒後にロゴが出るというものだが、それが全業種全サービスに共通していることが甚だ興味深い。企業が消費者に対してコミュニケートしようとする際に、「挨拶代わりの前戯として歌って踊りつつメセージする」というスタイルが既に確立されて久しいのである。

歌って踊れば一丁上がり。過去20年に亘って保守の牙城のごとくに打ち建てられたポップスとCMにおける「歌って踊ってメッセージ」という定型をいかに打破するか。それがこの業界のみならずわたしたちに課せられたひとつの課題だろう。


歌って踊って叫んでいるのはどうでもいいよな事ばかり 蝶人



by amadeusjapan | 2012-08-30 09:08 | 音楽

日経広告研究所編「基礎から学べる広告の総合講座2012」を読んで


照る日曇る日第505回

これは毎年夏に開催されるセミナーの内容を採録した、非常に面白くて為になる宣伝広告販促のガイドブックです。

本邦を代表する研究者や代理店、企業の専門家、実践家たちがカテゴリー別に続々登場、テレビ、新聞、雑誌、ネットなどのメディア論や最新のPR戦略等についての簡にして要を得たガイダンスをしてくれるので、これ1冊を毎年読んでいれば必要にして充分な知識と最新情報を手に入れることができます。

今回特に興味深かったのは女性誌で驚異的な躍進を遂げる宝島社のマーケティング本部長の桜田圭子氏と同社の年に一度の新聞広告を企画してきたコピーライターの前田知巳氏の話で、彼等のレクチャーを聞くほどに、元新左翼活動家社長に率いられたこの不思議な新興勢力が、なぜ売上327億と出版業界の第4位、13のファッション雑誌の売上合計毎月500万部でシェアが音羽グループや一ツ橋グループを蹴散らして業界トップの26.6%に達したのか、その理由がなるほどなあと頷けます。

雑誌を売るべきモノととらえ直し、神聖にして冒すべからざる編集長の特権的職分を打ち破り、編集会議に経営者営業販売担当を参加させ、一番誌を創造するかという共同作業を開始し、全誌に付録を付けたり、その付録内容を書棚で見えるように「上から12センチ」表紙レイアウトに統一したり、価格弾力性理論を適用した強行値下げ作戦で部数を3倍に増やしたりするやり方は、これまで大手老舗が考えたことすらない革命的な素人流ふぁっちょん雑誌マーケティング手法でした。

瀕死の講談社、光文社、小学館、集英社、マガジンハウス等の悪戦苦闘を尻目に、今世紀後半はさだめし宝島社の独奏が続くことでありましょう。

傲慢な玄人が怖れを知らぬ素人の前に膝を屈する日 蝶人



by amadeusjapan | 2012-03-24 10:43 | 読書

商標と「鎌倉エキスト」



広告戯評第16回&鎌倉ちょっと不思議な物語第251回&バガテルop147

横須賀の歯医者さんへ行く途中、鎌倉駅のホームで駅に付属している小さな商業施設の看板が目に入りました。鎌倉EKIST(エキスト)という名前ですが、これは悪いネーミングではありません。

恐らくは「絶妙な」という意味の英語exquisiteの転用をはかったのでしょうが、駅とストップ、出口のexit,やeqip(必要な物を揃える)、equitable(公正公平な)という英語との連想もしぜんに湧いてきますし、「なになにイズト」というようなその道の専門家というニュアンスもそこはかとなく匂わせている。

さらに深読みすれば存在という意味の英語existがこの軽快な商標の基底部に鎮座ましまして、観光地の中心部に所在する商業施設の存在意義を自問自答しているような気がしてくる。簡明で覚えやすくてなおかつ深い含蓄に富む名称といえるでしょう。

余談ながらこの「鎌倉エキスト」の入口が鎌倉観光総合案内所になっています。当地に観光に訪れた人は必ずここに立ち寄って毎月発行されている「かまくら四季のみどころ」という無料の案内書(A3二つ折り)をもらいましょう。見開きが簡にして要を得た地図になっていて、これさえあれば他の観光地図やガイドブックなんて要りませんよ。



よしだでらではなくてきちでんじ いってみたいな吉田寺 蝶人



by amadeusjapan | 2011-11-18 13:53 | 鎌倉案内

鎌倉市図書館のポスターを評す



茫洋広告戯評第14回 &バガテルop144&鎌倉ちょっと不思議な物語第243回

鎌倉の御成小学校の辺りを歩いていたら、「万巻の書をよみ 万里の道をゆく」という鎌倉図書館創立100周年の記念ポスターが貼ってあった。明治44年に当時の町民の篤い志によって市のはじめての公立の図書館がこの地に誕生したのである。

私は昔からこの言葉が好きだ。積極的かつ能動的だし若々しい青春のエネルギーを感じさせる名文句で、これを図書館の広告の惹句に据えた人物の才知を高く評価する。少なくとも先日広告文案製作者たちが歴代トップと評価した糸井某の「おいしい生活」などという下品な時代の下半身に媚びた品性下劣な無脊髄コピーより遥かに上等であると思う。

そういえば海江田万里というかつては反小沢だったのに今度は一転してこの闇屋の帝王にペコペコ頭を下げる無節操な政治家がいた。私はこの男の人物と政略を好まないがその名前に限っては好きである。

おそらくこの人の父親は漢籍に明るい文人で、中国明代の書家、董其昌の処世訓を、かくあれかしと願いつつ自分の子供につけてやったに違いない。董其昌は書家にとって最も重要な「気韻生動」を獲得するためには、万巻の書物を読み、万里を歩くべきであると唱え、かつ実践したのであったが、かの海江田氏が万里どころか半歩も進めずに挫折したのは、頃年惜しくも夭折した米原万里嬢に一籌を輸するといふべきか。



いま私ショパンを弾きたいんですという少女 蝶人



by amadeusjapan | 2011-10-19 10:50 | 鎌倉案内

あまでうすが綴る音楽と本と映画と詩とエッセイ
by amadeusjapan
プロフィールを見る
画像一覧
更新通知を受け取る
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

以前の記事

2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月

最新のコメント

sukebass117..
by amadeusjapan at 11:47
コメント失礼します。 ..
by sukebass117 at 14:39
こんにちは。 私も汐留..
by desire_san at 23:10
santiargonさ..
by amadeusjapan at 14:18
明白な輪郭も色彩もなく、..
by santiargon at 13:54
santiargon さ..
by amadeusjapan at 11:21
desire_sanさん..
by amadeusjapan at 11:19
こんにちは。 私も六本..
by desire_san at 06:39
埴谷雄高の『自動律の不快..
by santiargon at 04:23
こんにちは。 私も六本..
by desire_san at 13:23

メモ帳

最新のトラックバック

ライフログ

検索

タグ

ファン

ブログジャンル

画像一覧